カミがいない(フィクションです)
しばらくご無沙汰致しておりました
再会は、例によって「カミ」に纏るお話から、
![]() |
ー四国カルストよりー |
昨日のこと、やや遅刻気味なれど生理現象放置はなお辛い
峠の個室を利用することにした
個室は、2個で最初に選んだ部屋には予備はもちろんカミがカケラもない
当然ながらすぐに別室に変更、そこには潤沢ではないにしろ独り身には十分すぎるカミ がいた
10分ほどで満足、次のステップ、とその時
隣室の戸が開いた。客が飛び込んだ
その客は、相当にテンパっていたと見え、入室バタン快音、が間髪ない連続
どうするんだろう、
カミをバトンタッチしてやろうかな、とかいらぬおせっかいかなとか・・・
「クソッ」、「ザー」、「バタン」 続いて手を洗う音がして表のドアがバタン
彼の気配がなくなるまで出られなかった。遅刻だった。