2013年6月25日火曜日

雨の国道

梅雨の名に恥じぬ長雨になった。

この鬱陶しい雨の中を、夕方配達に行った。
(フィクション)

昨日、高齢の患者さん(Aさんとする)が、
「二トロール(狭心症発作時の頓服として常備)が入ッチョラン。」
この人Aさんにとっては、死活問題。
処方医に相談してみることに、
翌日、医師に処方依頼。
この大事なお薬を別用も兼ねて届けに行った。夕方6時ごろのこと。
声をかけたが応答なし。入口は、錠前がしっかりとおりている。
Aさんは、耳が遠くて少々の怒鳴り声でも役にたたないことが多い。
慣れている。
それでも、”さて、どうしよう・・・”
耳を澄ますまでもなく、会話する声が聞こえる。
話す声は、人並み以上はるかに以上。お電話中であるらしい。
別用を、先に済ませて来ることに。
約20分後、再びAさん宅。
まだまだお電話中のようで、当然当方には気が付かない。
女性の電話は、キリが分かりづらいもので・・・。
さらに、しばらく待ってみたが、会話は、さらに深みにはまっていきそうな雰囲気である。
ちょっこっとイラついて、ガラス戸をトントンとたたいた(地団太のあの感じで)。
「誰か来ちゅうみたいなキ、ちょっと待ってよ。」
声では、気付いてもらえなかったが、トントンには意外と反応した。驚いた。
Aさん、薬を受け取るや否や、即受話器にかじりついた。

0 件のコメント:

コメントを投稿