2018年12月16日日曜日

君は幽霊を見たか 2

前回の「トイレの・・・」続編
写真と文は、関連ありません。

先日、イギリスで住んだことのある友人(女性)との
teatimeで、ある会話がきっかけとなりトイレの話で盛り上がった。

意外なことに、トイレの話には、誰でも食いつきが良いようだ。
ウチの社の職員は、なぜか自分の方から仕掛けてくる傾向がある。

トイレ話の盛り上がりが収まるのを見計らって
例の幽霊の話を振ってみた。

いつもの笑い話のつもりで、演出も少しプラスして笑わせるつもりで話してみた。

「幽霊はいますよね。」

想定外の返しに、手前が絶句。居合わせた他の客たちも会話が途切れた。

「ロンドンには、いっぱいいますよ。私も何度も遭遇しました。」

・・・・・・・



これまで何度も繰り返してきた「トイレの話」
妻は無論、多くもない友人諸氏をはじめ老弱男女の誰一人として乗ってこなかった話。
第一、経験した当人でさえ半信半疑だというのに、乗ってくれたばかりか
遠い国の幽霊談義を誘発するはめになるとは、一瞬途方に暮れた。

と、ここで書いたとき、突然ケータイが鳴った。

彼女からの電話だった。

「幽霊の写真はありますか?」

私、未だに幽霊の写真を撮ったことはない。

2018年12月8日土曜日

君は幽霊を見たか

二ヶ月ほど前、夕方6時位だった。

ちょっと恐い話だから、未成年者及び心臓の弱い方は、
これより先は、読まないでください。

写真と文は、関係ありません。
文は、ほぼノンフィクションです。

昼過ぎから降り出した雨は、小止みなく降り続いていた。
あの日のことは、思い出したくもないが・・・
すっかり秋の夕暮れ、暗かった。
峠に差し掛かったところに古ぼけたトイレがある。
昔、ここには蕎麦屋(ほんとは、「うどん屋」。そばのほうが
この際は、ぴったりはまるかな、と思って変わってもらった。)
があった。人通りも多かった。近年、トンネルができたため
寂しい峠になってしまっている。

切迫しているわけでもなかったが、ついでに「大」の方を
利用してみよう。車が一台停まっていた。”一人は利用中かも”、と
トイレの構成は確か、小3大2。余裕をかましていたら元気そうな若者が
躊躇なく追い越して先に入って行った。「小の人もいるだろう・・・。」
「大ばかりってえこともあるまい・・・。」とりあえず入ってみよう、


まったく余裕なんてカマスもんじゃない。また一人今度は、
su~ッとオレの前を横切っていった。オレも、実はテンパっ中がじゃきに。
今度は、無心で飛び込んで行った。


だれもいなかった。

この話、職場でも、妻さえも笑うだけで誰一人信じようとはしない。
実のところ、自身も半信半疑。
念の為申し添えると、出入り口は一箇所のみ。
あ、自分は、その後快適でした。