2018年12月8日土曜日

君は幽霊を見たか

二ヶ月ほど前、夕方6時位だった。

ちょっと恐い話だから、未成年者及び心臓の弱い方は、
これより先は、読まないでください。

写真と文は、関係ありません。
文は、ほぼノンフィクションです。

昼過ぎから降り出した雨は、小止みなく降り続いていた。
あの日のことは、思い出したくもないが・・・
すっかり秋の夕暮れ、暗かった。
峠に差し掛かったところに古ぼけたトイレがある。
昔、ここには蕎麦屋(ほんとは、「うどん屋」。そばのほうが
この際は、ぴったりはまるかな、と思って変わってもらった。)
があった。人通りも多かった。近年、トンネルができたため
寂しい峠になってしまっている。

切迫しているわけでもなかったが、ついでに「大」の方を
利用してみよう。車が一台停まっていた。”一人は利用中かも”、と
トイレの構成は確か、小3大2。余裕をかましていたら元気そうな若者が
躊躇なく追い越して先に入って行った。「小の人もいるだろう・・・。」
「大ばかりってえこともあるまい・・・。」とりあえず入ってみよう、


まったく余裕なんてカマスもんじゃない。また一人今度は、
su~ッとオレの前を横切っていった。オレも、実はテンパっ中がじゃきに。
今度は、無心で飛び込んで行った。


だれもいなかった。

この話、職場でも、妻さえも笑うだけで誰一人信じようとはしない。
実のところ、自身も半信半疑。
念の為申し添えると、出入り口は一箇所のみ。
あ、自分は、その後快適でした。

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