2月12日、佐田岬半島。
よく晴れた。
青い空と太陽の光に誘われて、海へ、
半島の中央辺りで、標識『足成』を見た。 もちろん此処がどんな所か予備知識などない。 八卦よと、行ってみることにした。 |
途中、この道を選んだことを後悔しながら、狭い道路を、傍目にはなんとも心細い運転で、 しかし、意外と本人は自信たっぷりで海に向かって走って行った。 |
集落で少年にあった。 ”父親は、大きな船を持っており沖で漁をしている、 自分も将来は、漁師になる。”らしい。 しばらく、付き合ってくれた。正午の合図で帰って行った。 |
一見温かそうな日差しだが、この日は風が強くて非常に寒かった。 |
家は、およそ30軒くらいだが、空き家が目立って寂しい。 後で聞いたのだが、此処はマニアにはよく知られた釣りの穴場なんだそうな。 |
釣り情報の爺さんが、潮が悪いので『今日は釣れん』 と教えてくれた場所を覗いてみた。 |
「以前は、この堤防でヤリイカがよう穫れた。」(爺さん) 街路灯のようなものがあったから、とのこと。 情報通り、一匹も上がらん・・・ |
「代わりに、アオリイカが穫れるようになった。」 結局、堤防では”潮のせい”でまったく釣れなかった。情報通り。 「どうぜよ、吊れよらんろうがよ?」 爺さんは、話も、竿も快調そのものだった。 |
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