『UFO』
まるで、縁の無い話と思っていた。
いつもの久礼湾、黎明は5時半頃。 遠くに蜃気楼による浮き島が見える。 海に通いよったら、島が浮いたち、ちっとも珍しいことでもないが 我が家では、こんなことで大騒ぎになる。 |
大体にして、ひょっこりひょうたんじまじゃあるまいし、 島が浮くわけがない。家族には、証拠が無いと信用されない。 漁船を感度を目一杯にして、撮った。 予想外にキレイに撮れた、は、甘い・・・? |
少し明るくなって、鳥も目を覚まし始めた頃、 東の空に一点の雲?飛行機雲とはちょっと違って見える。 スワッ、『UFO』 UFOなんて、話だけでは、職員はおろか家族にしても、 信用すりゃあせん。”また、大ボラ吹きやがって、”が落ち。 レンズは短いが、とりあえず証拠を。 |
UFOが大気圏に突入し摩擦で燃えちゃった? 思いっきりトリミングしたら、炎だけになった。 職員も家族もみんな信用してくれた。 「UFOを見たよ。」の段階では、予想通り誰も話に乗って こなかった。 |
UFOの後、今度は反対側の空に目をやった。 渡り鳥が、勇敢にも団体で、月に飛び込もうとしていた。 急ぎ、カメラの向きを変えてその瞬間を待った。しかし、 残念ながら、彼らは身の程をわきまえており月には向かわなかった。 |
夜明けまで、じつに色々たくさんあった。 太陽も、なんとも中途半端なダルマになった。 自分的には、「らしくて、いいか・・・」。 |
いつもの老人がいつもの犬とやってきた。 すっかり、お馴染みさんである。犬とは、依然敵対関係のまま。 |
じつによく晴れた。今日一日は、「亭主は、外」と しっかり、おにぎり弁当を持たされている。 |
ならば一日、元気に外、を決めた。 これより、佐田岬半島を目指す。 |
今日は、ダルマになったかよ?。 最近では、このおっちゃんとも友好関係に、 『今日は、UFOを撮ったぜよ!』 |
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