R197からひと山越えて、R33沿い旧仁淀村(現仁淀川町)の
『秋葉祭り』へ行った。
四国山地の中腹仁淀川の上流に位置し、南国とはいっても この地域は、冬には雪も降るしたいへん寒い山里である。 2月11日、例によって朝は久礼湾で夜を明かし、 嬉しいことには、鳥の乱舞を初めて見た。 (犬の散歩の狭心症のおっちゃんによれば、水面に小魚が 集まっていたらしい。鳥達の朝食時だったんだそうな。) |
よく晴れて、ギャラリーは、少なくとも例年の倍は いる。祭りを撮るには、人ごみをかき分けて前進しな ければならない。これは面倒くさい。諦めた。 久礼湾から此処まで、香川ナンバーの白いプリウスについて来た。 |
光を撮ることにした。 これなら、群集の合間から覗けるものだけ狙えばいいし、 プリウスが、須崎から佐川、越知町を過ぎても、まさか同じ目的地 を目指して走っているとは思いもしなかった。 |
冬の、しかも山間の澄みきった空気を潜りぬけてきた光は、 柔らかで爽やかでじつに気持ちがよい。 白い車は、自分の速度にたいへんうまくマッチしていた。 陽水を聴きながら、前の車に適度の距離を置いて、 くっついて走った。楽だった。 |
少年。 R33から左折し、山にシフトしたとき、目的が同じで あることを確認。ここからは追随を意識。 |
巫女さん役の小学生。 舞を披露している頃は、とても近づけなかった。 駐車も結局隣になった。 「久礼から、ずっといっしょでしたね。」声を掛けられた。 プリウスも、ちゃんと意識して走っていたんだ。 |
見物客の中に、かわいい少女がいた。 上手い具合にスポットライトが彼女を照らした。 彼は、ダルマ朝日を撮るために高松から久礼湾まで 来るのだそうな。しかし、今日もダメだった話。 |
祭りで、一番偉い人? |
メイン会場。 |
輝いて、光って。 この祭りは、毎年必ずやって来る。 ここに来ると、ふるさとに帰ったような気がして嬉しくなってくる。 実際に住んでいる所は、同じような過疎の山奥なんですが・・・。 白い車の彼、名前も聞かずじまいだった。 帰り支度の4時頃、すでにその車はいなかった。 |
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