『三丁目の夕日』の頃のそれは、それはそれはゆっくりしていた。
牛はウンコひりながらの代掻きと、苗代で育てた自前の苗は
ご近所仲良く助け合って手植えした。田植えの季節は長かった。
当時は、御馳走もいっぱい構えてのんびりやっていた。
思えば、子供ながらに田植えは楽しかった、いい時代だった。
私事、元農家の長男坊。
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里の田植えを手伝うご近所さんは、いつのまにか いなくなった。 昭和30年代、人は都会を目指した。 丁度、今の中国のように高度成長の波に乗せられて 若い人たちは都会へ集まって行った。 |
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今、田舎暮らしに興味を持つ人たちが少しずつ増えて来た。 父親のかっこいい背中を見て後継者も育ちつつある。 |
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機械植えのあとの補植。 |
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ここは、手植えをする。 苗も配って、準備完了。 「これから、植えるキ、見て行きや。」 結構親しいおばあちゃん。 |
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Mさんも、ふだんから親しくさせてもらっている。 |
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こどもさんには、無理にモデルになってもらった。 |
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明るくて、人懐っこいたいへんかわいい子たち。 小雨が降る肌寒い日曜日の午前。この子たちは、朝から 炬燵にもぐってテレビを見ていた。 「田植えをやってや。」と頼んだら、「ええよ!」と 表に飛び出して来た。 |
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翌朝 じつは、田植えの季節には、エピローグがあります。 いつも、見ているばかりだったので、挑戦してみたくなり ついに、田圃を借りてしまいました。 次週、小さな田圃で、家族総出の田植えをやります。 |