2011年11月1日火曜日

津野山の鬼

津野山郷に、収穫祭『奉納神楽』の季節到来。
まずは、梼原の三島神社から始まる。例年10月30日に開催される。
今年は、幸運にも日曜日開催で、早朝よりはりきって参上。

仕事を忘れての取材となれば、集中してシャッターだけは、
誰よりも・・・。ただ、画像整理にたいへんしんどい思いをした。

カメラマンに格別人気の『大蛮』の舞。

お客さんが大勢いて身動きできない。不自由とはいえ最前列に位置取りできた。
コンビニ弁当で空腹を満たしながら頑張ってみる。
神楽に詳しいらしいカメラマンが解説つきで撮影をしている。
地元の自分が恥ずかしくなるくらいに何もかもよく知っている。
滅多に、自由に撮れないしオレは、撮影に集中!!

稚児たちの氏子入りの儀式が始まる。
子どもの泣くのを大人が楽しむ、という残酷な現実。
母親に抱かれて順番待ち。
降り掛かる災難を察知してか、すでに泣だす子もいる。
不安がる子をよそに、親は笑顔でそのときを待つ。
当然、注射より怖い。自分なら逃げ出す。


  
この日、子どもはよく泣いた。
泣かない子は、いなかったような。

子どもの災難を見て観客は大喜び。じつに薄情な残酷物語。
自分にも飛び火しないかと心配。恐怖の真っただ中。
舞台からはできるだけ離れていたい・・・。

神楽は大好きだったが、大蛮だけは馴染めなかった。

終わってみれば、なんとなく懐かしい匂い。
声を聞いて父親と知って、ほっとして握手。
この日、最も幸せだった子かも。

激しい舞を挟みながらの氏子入りは、大蛮も結構たいへんらしい。
終盤近くになると息を切らしている。オレなら子どもを落とす。

見ている方がやっぱり楽そうな。

最期は、床に足をトントン。
やっと終わった。
ひとりも落とさなかった。

神楽の大蛮以外は、明日載せます。


巨人の今年は、本日で終了。

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